【S22シングル】ゴリ押し壁ゼルネガモス【最終847位/レート1901】
はじめに
S22お疲れ様でした。
今回、最終847位 / レート1901 という結果で、最終3桁&レート1900超を達成したので、構築記事を書きました!
サイクル戦が苦手な方でも使いやすい構築だと思います。レンタルも公開するので、よかったらお使いください!
レンタル構築
レンタルコード 0000 0007 YBCG 2F
※レンタルパーティの公開は、現行ルールが続く10月末までは続ける予定ですが、それ以降は予告なく公開を中止する可能性があります。
構築経緯
使用する禁伝の選定
自分は対戦を剣盾から始めたので、「ダイマックス無しのサイクル戦」の練度が7世代以前から対戦をしていた方々と比べ低いと感じていた。
そのため、サイクルをできる限り最小限に抑え、比較的機械的な動きで勝つことができる「ゼルネアス」軸を使用することに決定した。
一般ポケモンの選定
壁貼り要員として「オーロンゲ」、ゼルネアスと補完の良い積みアタッカーとして「ウルガモス」、ドヒドイデやガラルヤドキング入りのサイクル(主にイベルタル軸)を崩せる「ガブリアス」を採用。
↑ここまでは、こちらの構築記事を参考にさせていただきました。(無断リンク失礼いたします)
残り二枠は元々「メタモン」と「ゴチルゼル」を使用していたが、メタモンでザシアンをコピーしても相手のサンダーに受けられてしまうのが課題であったことから、メタモンの枠はザシアンを上からワンパンでき終盤のスイーパーにもなれる「ガラルヒヒダルマ」に変更。
最後に、相手のメタモンがこちらのゼルネアスをコピーしてくると止まらなくなり負ける場面が多かったため、選出機会が少なかったゴチルゼルを外し、ゼルネアスをコピーしたメタモンのストッパーとなれる「ミミッキュ」を採用して完成した。
コンセプト
オーロンゲで壁を貼ってゼルネアスでジオコンを積み、ゼルネアスを止めてくるポケモンはウルガモスで起点にするという「ロンゲ・ゼルネ・ガモス」を基本選出とする。
更に、ガラルヒヒダルマやミミッキュなどの対面性能の高いポケモンで構築を補完し、こちらのやりたい事をゴリ押ししてサイクルを回さず勝利する。
個別解説
ゼルネアス@パワフルハーブ
フェアリーオーラ / ひかえめ
225(188)-x-115-201(252↑)-118-128(68)
ジオコントロール / ムーンフォース / ドレインキッス / きあいだま
調整:準速75族(ウオノラゴン等)抜き
壁下でジオコントロールを積んで全抜きしていく本構築のエース。
技構成は、積み技のジオコントロール、最大打点のムーンフォースに加え、削れたHPを回復できるドレインキッス、ナットレイやヒードランに刺さるきあいだまの4つとした。
きあいだまの命中は70%と低いのが短所だが、壁下であればナットレイ等の攻撃も余裕をもって耐えるので、外しをケアできる。
ガブリアス@ラムのみ
さめはだ / ようき
183-182(252)-116(4)-x-105-169(252↑)
スケイルショット / じしん / ストーンエッジ / つるぎのまい
主にイベルタル軸のドヒドイデorガラルヤドキング入りのサイクルに対して、崩し役として機能する。あまり選出機会は多くはなかったが、選出したときには刺さった。ヌオー等が共存していると崩せないのが難点。
ウルガモス@オボンのみ
ほのおのからだ / ずぶとい
190(236)-x-122(204↑)-156(4)-126(4)-128(60)
ほのおのまい / ギガドレイン / サイコキネシス / ちょうのまい
調整:準速75族抜き(S+1で最速エースバーン抜き)、残りはHBベース。
HPはステロでオボンが発動するよう偶数(16n-2;定数ダメージ軽減)
ゼルネアスの苦手なギルガルドやナットレイ等を起点に積んでいけるほか、ザシアンも起点にすることができゼルネアスとの相性が良い。
技構成は安定した炎打点となり更なる火力upを狙える「ほのおのまい」、レヒレなどの水タイプに刺さる「ギガドレイン」、ムゲンダイナに対する打点となる「サイコキネシス」を採用した。
オボンのみを持たせることで実質的な耐久力が上がり蝶の舞を積める回数を増やせるほか、最低限のステロ対策にもなる。
オーロンゲ@ひかりのねんど
いたずらごころ / わんぱく
202(252)-140-128(252↑)-x-96(4)-80
イカサマ / リフレクター / ひかりのかべ / ちょうはつ
壁貼り要員。ゼルネアス軸の壁貼り要員の候補は他にクレッフィなどが挙げられるが、挑発を使える事を評価した。
HBぶっぱで使っていて特に困らなかったが、もしかしたらもっと良い調整があるかもしれない。
可能な限り壁ターンが長く残るよう、初ターンに安直に壁を貼らない事がコツ。特に、ランドロスやマンムーなどのステルスロックを撒いてくる可能性があるポケモンに対しては、仮に初ターンから攻撃されたとしても相手が鉢巻でも耐えるので、挑発から入ると良い。
ヒヒダルマ@こだわりスカーフ
ごりむちゅう / ようき
181(4)-192(252)-75-x-75-161(252↑)
つららおとし / フレアドライブ / じしん / とんぼがえり
ザシアン入りに対して初手に出す。ザシアン入りはザシアンが初手に出てくることが多く、初手にヒヒダルマを対面させると、ザシアン側はザシアンをゼルネアス対策に取っておく必要があるため高確率で引いてくるので、とんぼ返りでオーロンゲに繋いで壁展開をすると良い。ちなみにつっぱられると負け(1敗)。
最後に取りこぼしをスイープする能力も高く、サイクル戦を行わない本構築と非常に性能がマッチしている。
ミミッキュ@いのちのたま
ばけのかわ / いじっぱり
131(4)-156(252↑)-100-x-125-148(252)
シャドークロー / じゃれつく / かげうち / つるぎのまい
ゼルネアスをコピーしてくるメタモンのストッパー要員。
じゃれつくにフェアリーオーラの補正が乗るため、「じゃれ+かげ」でゼルネアスをコピーしたメタモンを確定で倒せる。
ゼルネアスをコピーしたメタモンに対面勝てるポケモンの中で、最も汎用的に対面性能が高いと思ったのでミミッキュを採用した。襷エースバーン等の襷持ちも考えたが、ミミッキュはステロ等が撒かれていても勝てる点が強い。
じゃれつく、かげうち以外は何の技が良いかよくわかっていないので、とりあえず一般的な剣舞ミミッキュの技構成で使用していた。つるぎのまいを積む機会があるのか謎なので、別の技にしても良いかもしれない。
選出・立ち回り
vsザシアン入り
ヒヒダルマで初手とんぼ返りからオーロンゲを出して壁展開。
ウルガモスorゼルネアスの部分は、ウオノラゴン等がいなければ基本的にはウルガモス、ウオノラゴン等がいてウルガモスを通すのが難しい場合はゼルネアスを選出する。
vsイベルタル+ドヒドイデ等
ゼルネアス+ガブリアス+どれか
初手にゼルネアスを出して、ドヒドが来ればガブリアスにバック。剣の舞を積んでイベルタルにストーンエッジを当てる。
vsその他
迷ったら「ロンゲ+ゼルネ+ガモス」、相手にメタモンがいる場合は「ロンゲ+ゼルネ+ミミッキュ」が安定する。
重いポケモン
黒い霧、吹き飛ばし等持ち
持っていそうなポケモンが初手に出てきた場合、オーロンゲの挑発ターンを残してゼルネアスと対面させるよう留意する。
シーズン終盤、「吹き飛ばしウルガモス」に結構当たって苦しめられた。
小さくなるラッキー
ゼルネアスで運ゲーするしかない。
ホウオウ+ヌオー
ホウオウをまともに倒せるのがガブリアスしかいないため、ガブリアスを受けられるヌオーなどと組まれていると崩すのが難しい。
今期の結果
TN:かわかみ 最終847位(87勝59敗) レート1901
あとがき
今期はサブロムを用意することができず、1ロムだけだったので最終3桁が安泰なラインで止めてしまいました。
ランクマ最終日前日にヒヒダルマ、ミミッキュを採用し、この形の構築となってからの勝敗は14勝4敗とかなりの好成績だったので、もう少し上を狙えたかもな、とも思います。
とはいえ、「壁ゼルネガモス」がやる事自体はバレバレな構築なので、上位帯ほど通用しなくなるのかな、とも考えており、これ以上潜る勇気はありませんでした。
次シーズンはさらに構築やプレイングを洗練させ、より高い順位を目指そうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ご質問、ご意見等ございましたらコメント欄またはTwitter @kwkm_poke までお願いします!
<Special Thanks>
・シールドの僕に、ザシアン+くちたけんを提供してくれたむしゃおチャン
※今期はザシアンは使用しなかったが、使用する択があるのとないのとで気の持ちようが全く違うため。
・その他、アドバイス等をくださったり、見守って下さるフォロワーの皆様