【剣盾S7シングル】エースバーン入り初手ダイマ構築【最終665位、レート1908】
はじめに
こんにちは、かわかみと申します。
S7お疲れさまでした。
夢御三家の解禁もあり、教え技の解禁もあり、シーズン中に環境が激動したシーズンでしたが、今回初めて最終3桁順位を達成することができたので、構築記事を書かせていただきました。
来期からは鎧の孤島解禁でまた環境が変わるのであまり参考にはならないとは思いますが、一応自分用の記録としても残しておきたいので、この構築記事を書いた次第です。
※来期から環境が変わることも考慮し、レンタルパーティは公開していません。ご了承ください。
今期の結果
TN:かわかみ 665位 61勝27敗(勝率69.3%) レート1908
構築経緯
リベロ解禁前から初手ダイマックスとエースバーンの親和性が比較的高いと感じており、リベロ解禁前からS7ではエースバーンを取り入れた初手ダイマ構築を使用しようと考えていました。
夢エースバーンが解禁されたことで、これを取り入れてさらに構築を強化することができた反面、エースバーンに対する対策も厳しくなったことはシーズン前には考えていなかった誤算でした。
構築概要
初手ダイマックスで1.5体以上持っていき、残りをチイラミミッキュの呪いやエルフーンの身代わり、守るで詰めるという構築です。
huyunoさんのS5の構築記事などを参考にしました。
剣盾 S5 詰め筋安定パ https://note.com/huyuno/n/n8f60468f8144
個別解説
エースバーン@いのちのたま
いじっぱり リベロ
かえんボール/とびはねる/アイアンヘッド/けたぐり
169(108)-184(252↑)-97(12)-x-97(12)-155(124)
調整:A特化、S最速88族抜き、HP10n-1珠ダメ最小、端数BD
この構築の軸…のはずだったが、エースバーンを対策していないPTはほぼないのであまり選出できなかった。
それでも単体性能が高く、ある程度刺さっていれば選出し、頼りになった。
特性上弱点を突かれにくいので、場もちをよくするためにSを最速ドリュ抜きまで落として耐久に振った。Sラインをここまで落としても、エースバーンミラー以外ではそこまで困らなかった。
ダイマ前提のため、ダイナックルの威力が飛び膝よりが高いけたぐりを採用した。
また、アイアンヘッドの枠はもともと不意打ちにしていたが、ダイマ時にあまり活きなかったのでアイアンヘッドに変更した。
8先発(先発率4位) 6勝2敗 勝率75.0%
ラプラス(キョダイ個体)@じゃくてんほけん
ひかえめ うるおいボディ
227(156)-x-105(36)-150(252↑)-120(36)-82(12)
調整:C特化、S同族(アシレーヌ等)意識12振り、残り耐久
本構築のMVP。弱点保険のおかげもあり、明確な不利対面が少なく、とりあえず迷ったらラプラスを出していた。
かなり耐久に厚く振ったこともあり、壁込みでの耐久力はかなり高く簡単には落とされなかった。ラプラスミラーでは大体相手の方が速かったが、弱点保険を持たせている関係上むしろメリットとして働くことも多かった。
特性は、初手から出すので貯水は向かない。シェルアーマーかうるおいボディの選択になる。今回はうるおいボディを採用した。たまに役に立つこともあったが、あまり発動機会は多くなかったので、壁との相性がいいシェルアーマーを採用してもよいと思われる。
ちなみに、吹雪はキョダイセンリツの威力を少しでも上げるために採用した。
36先発(先発率1位) 24勝12敗 勝率66.7%
バンバドロ@とつげきチョッキ
いじっぱり じきゅうりょく
207(252)-194(252↑)-120-x-105-56(4)
調整:HAぶっぱ
エースバーン対策の物理受けとして注目されたことを逆手に取り、初手ダイマックス枠として採用した。
物理方面は特性の持久力で比較的余裕をもって受けられる一方、特殊方面が脆いが、そこをとつげきチョッキでカバーした。また、ダイアースで特防を、ダイスチルで防御を上げられることも強み。
タイプ一致で弱点を突いてくる、ミトム、ラプラス、アシレーヌなどがいない場合積極的に選出した。
やはり比較的読まれづらく、初手で挑発を打たれたり、トゲキッスで様子見のエアスラされたりといった場面も多く、そのような場合はイージーウィンを拾うことができた。
しかし、初手で鬼火などをもらうとかなり厳しかった。
14先発(先発率3位) 9勝5敗 勝率64.2%
パッチラゴン@ラムのみ
いじっぱり はりきり
でんげきくちばし/げきりん/つばめがえし/ほのおのキバ
165-167(252↑)-111(4)-x-90-127(252)
調整:ASぶっぱ 準速でも+1で最速エースバーンを抜けるので準速
PT全体でミトムが重かったことから採用。鬼火をもらってもラムがあって安心。
また、エースバーンとの打ち合いで勝てるのも評価ポイント。ダイジェットやダイバーンを半減にできるのが強かった。
一方で、ダイジェットを一回積んでもドラパルトを抜けないのが痛く、ドラパルト入りの構築には出せなかった。
また、ラムを持ってるくせにカバルドンに弱いのは不便だった。
15先発(先発率2位) 11勝4敗 勝率73.3%
ミミッキュ@チイラのみ
ようき ばけのかわ
みがわり/じゃれつく/かげうち/のろい
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
調整:最速ASぶっぱ
この構築の肝となるミミッキュ。
初手ダイマックスで1.5体以上もっていった後に、ミミッキュのじゃれかげで2体目を倒し、3体目に呪いを入れるというのが理想展開。
あるいは、それが無理な場合、2体目に呪いを入れて削って相打ちに持ち込み、3体目とエルフーンを対面させるという戦法をとることもあった。
全戦で選出
エルフーン@きあいのタスキ
ひかえめ いたずらごころ
135-x-106(4)-141(252↑)-95-168(252)
調整:耐久無振ドラパルトを高乱数1発なのでC特化
最後の詰め要員。
相手のラスト1体にのろいが入っていれば、相手にダイマックスが残っていようといまいと身代わり、守るで勝てる。(すり抜けや連続技持ち、回復技持ち等を除く)
相手のダイマックスが残っていない場合、相手のラスト1体との対面になった場合には、相手の攻撃をタスキで耐えてやどりぎを入れ、守る・身代わりを繰り返すことで基本的には勝てる。
全戦で選出
選出
全ての対戦において、この選出しかしていません。
重かった相手
パルシェン…後ろから出てきたらどうしようもありません。ミミッキュ・エルフーンが一気に貫かれます。対策しようがないので出されたら仕方ないと割り切ってました。
スカーフドリュウズ…ミミッキュがなにもできずに倒されると構築上かなり厳しいです。
カバナットの並び…カバルドンがいるとラプラス先発を事実上強制されるので、ナットレイ等のラプラスを受けられるポケモンがいると厳しかったです。
今後の展望
S8からは鎧の孤島のポケモンが解禁されます。
ミミッキュの化けの皮を無視できるキョダイ御三家や、まもるを無視して攻撃できるウーラオスなんかも登場するので、初手ダイマックス構築を使う場合にはその辺りが厳しくなりそうです。
しかしながら、初手ダイマックスで数的優位を取るといいう戦法自体は今後も決して弱いものではないと思いますので、新環境でも新しい形の初手ダイマックス構築が開拓されるのを期待しています。